幸恵さんのコラム⑳
いよいよ8月3日・4日・5日は、沼田市最大の夏のイベント「沼田まつり」です。
子どもから大人まで多くの人が楽しみにしているこのお祭り。
市内に威勢のよい掛け声が響き、華やかな山車や勇壮な天狗みこしが練り歩く姿を見ると、
「今年も夏が来たな」と感じます。
実は、この沼田まつりには長い歴史があります。
その始まりは江戸時代。当時、須賀神社で行われていた**祇園祭(ぎおんまつり)**が起源とされ、
地元では親しみを込めて「おぎょん」と呼ばれていたそうです。
今や沼田まつりの象徴となっている天狗みこしは、昭和47年(1972年)に登場しました。
交通安全を願って奉納された大きな天狗面を神輿に取り付けたことが始まりで、
現在では女性だけで担ぐ天狗みこしも人気を集め、沼田の夏を代表する風景となっています。
ところで、日本ではなぜ夏にお祭りが多いのでしょうか。?
昔は暑さによって食べ物が傷みやすく、疫病が流行しやすい季節でした。そのため、人々は神様に無病息災や五穀豊穣、地域の平和を祈り、お祭りを行うようになったそうです。
つまり、お祭りは「楽しむ日」であると同時に、「みんなが健康で元気に過ごせますように」という願いが込められた大切な行事なのです。
東洋医学でも夏は「心(しん)」の働きが活発になる季節と考えます。
暑さで大量に汗をかくと、体の「気」と「津液(しんえき)」が失われ、
疲れやすくなったり、食欲が落ちたり、眠りが浅くなったりします。
また、冷たい飲み物や冷房で胃腸が弱ると、夏バテやむくみの原因にもなります。
お祭りを元気に楽しむためには、
・水分だけでなく、適度な塩分やミネラルも補給すること
・冷たいものを摂り過ぎないこと
・しっかり食べて、十分な睡眠をとること
この三つを心掛けるだけでも体調は大きく変わります。
地域の伝統を受け継ぎ、人と人とのつながりを感じられるお祭りは、心に元気を与えてくれる特別な時間です。
今年もご家族やご友人と一緒に沼田まつりを楽しみ、暑さに負けない元気な夏をお過ごしください。
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「祭りは町を元気にし、人は笑顔になり、心も体も元気になる。」
そんな素敵な夏になりますように。
~おせっかいな漢方屋さんより~
漢方相談店 若林 幸恵

