幸恵さんのコラム⑩
猛暑の備えも大事
年々気温上昇で暑さが厳しくなっています。
暑さは体の負担が大きくなります。
実は、暑さに弱くなるのは年齢だけが原因ではありません。
長く漢方相談を続けていますが、
年齢を重ねても夏を元気に過ごされる方には、ある共通点があります。
それは、「体温を調節する力」が保たれていることです。
私たちの体は暑くなると汗をかき、皮膚から熱を逃がして体温を一定に保っています。
ところが年齢とともに汗腺の働きが低下すると、暑くても汗が出にくくなり、体の中に熱がこもりやすくなります。
「汗をあまりかかないから楽。」
そう思われる方もいますが、実はこれは熱中症の危険が高まるサインでもあります。
一方で、少し動いただけで大量の汗をかく方は、体力が落ちていることや、自律神経のバランスが乱れていることも考えられます。
つまり、汗は多すぎても少なすぎても、身体からのメッセージなのです。
私は夏になると、お客様にこんなお話をしています。
「エアコンの部屋から一歩も出ない生活より、朝の涼しい時間に5分だけ外の空気を吸ってみませんか。」
体は少しずつ暑さに慣れることで、「暑熱順化(しょねつじゅんか)」が進み、体温を調節する力が働きやすくなります。
また、シャワーだけで済ませず、38~40℃くらいのお湯にゆっくり浸かることも、汗をかく力を保つ助けになります。
暑さを避けることは大切ですが、暑さに負けない体を育てることも、同じくらい大切です。
夏の元気は、秋の元気につながります
東洋医学には、「夏の養生が秋冬の健康をつくる」という考えがあります。
今年の夏は、「暑いから動かない」ではなく、「無理のない範囲で体を暑さに慣らす」ことを意識してみてください。
毎日の小さな積み重ねが、10年後の元気につながります。
「身体は、今日の暮らし方で変わります。」
今年の夏も、皆さんが元気に過ごせますように。
気になる体調の変化がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。体質に合わせた漢方と食養生をご提案いたします。
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暑さに負けない身体つくりしていきましょう♪
~おせっかいな漢方屋さんより~
漢方相談店 若林 幸恵

