食べることの興味は尽きないので
予備軍を含めると、
日本人の
5~6人に1人が患うという糖尿病の病人数
糖尿病や肥満は生活習慣との関わりが非常に深く
改善には食事内容の見直しや運動を行うことが大切といわれています
今までは食事療法の基本は栄養バランスとカロリーといわれてきました。
最近は『食べる順番』も重要であることが
科学的に明らかになってきました。
私たちが食事をすると、ご飯やパンなどの炭水化物は
胃や小腸で消化され、
ブドウ糖として血管内に吸収されます。
血糖値が上がり、膵臓から分泌されるインスリンの働きで
血管内のブドウ糖が細胞へ取り込まれ、
エネルギーに使われたり貯蔵されたりすることで
血糖値は下がり、一定の範囲に保たれます。
インスリンの分泌量が少なかったり、肥満や
運動不足などでインスリンの働きが低下したり、
血糖値が高い状態が続く糖尿病。
血糖値が高い状態が続くと血管が障害され
細い血管の障害は
糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害
につながり、
太い血管が傷付けられると動脈硬化になります。
また最近では血糖値スパイクという食直後の高血糖が
動脈硬化や脳梗塞のリスクになるということも発表されています。
さらに食後の急激な血糖上昇によって血管にダメージを与え、
動脈硬化が進行することが知られています。
そして食事の順番で
康ケットが防げるというデーターもあります。
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◆食事の順番と食後血糖についての研究結果
【方法】30~75歳でHbAlc値9.0%以下、BMIが35以下
の2型糖尿病患者12人と健康なボランティア10人を対象に
行った試験です。参加者には3日間、次の3つの方法を交互に
入れ替えて朝食を食べてもらい、食後4時間の血糖値を調べます。
①米飯を食べた後にサバの水煮を食べる
②サバの水煮を食べた後に米飯を食べる
③牛肉の網焼きを食べた後に米飯を食べる
【結果】2型糖尿病患者、健康な人ともにサバの水煮や牛肉を
先に食べる群は、米飯を先に食べる群に比べて、胃で分解された
米飯が小腸に移動して吸収されるまでの時間が2倍以上延長しており、
結果として、食後4時間の血糖上昇が著しく抑制されていました。
このとき、サバの水煮や牛肉を先に食べる群では、近年糖尿病の予防や
治療で注目されるインクレチンと総称される消化管ホルモンの分泌が
促進していることが明らかになりました。インクレチンはインスリンの
分泌を促進する働きがあり、その一種であるGLP-1には血糖値を
上昇させるグルカゴンの分泌を抑制したり、胃の動きを緩やかに
して食後の血糖上昇を抑える働きがあります。
【欧州糖尿病学会機関誌「Diabetologia」オンライン版より】
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たんぱく質や脂質を炭水化物より先に摂取することで
小腸からの糖や脂質の吸収を抑制する食物繊維を多く
含む野菜などをしっかり食べ、その後に肉や魚、最後に
米飯や果物を摂る方法がよいのではないかとしています。
◆食べる順番とダイエット
インスリンは血糖値を下げる働き以外に、
・貯蔵されているグリコーゲン(貯蔵糖)が分解されるのを抑制する
・脂肪組織で脂肪が合成されるのを促進し、分解を抑制する
インスリンが大量に分泌されると肥満につながる
食べる順番を意識して血糖値の上昇を緩やかにすることで
インスリンの分泌が抑えられるのです。
とするとダイエットや糖尿病にも!?
そして現在血糖値の高い方・予備軍の方には
「食べる順番療法」と併せて
日本で糖尿病の漢方薬として効能を持っている『シノミッテル』がお勧めです。
有効率は94%という検査結果も出ています。
お菓子を食べ始めたら空っぽになるまでやめられない方
過食が止まらない方
油ものが大好きな方
糖尿病でお悩みの方は
一度ご相談にお出かけください